中道歯科医院:お知らせ

2010年5月24日
平成22年2月 院長のマンスリートーク ◆平成22年度診療報酬改定について

◆平成22年度診療報酬改定について


昨年12月23日、長妻厚労大臣と藤井財務大臣が最終調整して決まった平成22年度診療報酬の改定率は、各科の技術料にあたる本体部分で、医科1.74%(入院3.03%、外来0.31%)、歯科2.O9%、調剤0.52%となり、医療全体の底上げが図られることとなった。薬価と材料価格の引き下げは、それぞれ医療費ベ−スで1.23%、0.13%となったので、全体の改定率は+0.19%で、平成12年以来の10年ぶりのプラス改定となった。

今回の改定を点数化すると、日医が50点で日歯が80点とされ、歯科が医科を上回る改定結果には政治判断が働いたと報道されている。日歯連盟が今夏の参議院選挙に向けてすでに内定していた自民党からの職域代表候補を下げたという英断が功を奏したかどうかは分からないが、結果オ−ライである。

マスコミはいろいろと書くが、医療の現状を踏まえた、熟慮の末の改定率とみたい。院長は医科と歯科の同率改定の不合理、歯科は医科を上回る改定率でなければならないことをずっと主張してきたが、今回そのことが実現し感無量である。中医協でもタブ−とされてきたことが、政権交代でいとも簡単に現実化したことは驚嘆に値する。