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2023年9月22日
令和5年9月院長のマンスリ−ト−ク◆昭和30年代の歯科医療−⑦昭和36年歯科診療報酬改定の影響率分析
令和5年9月院長のマンスリ−ト−ク◆昭和30年代の歯科医療−⑦昭和36年歯科診療報酬改定の影響率分析
2カ月にわたり、昭和36年の社会保険歯科診療報酬点数表の詳細を記載した。昭和36年7月改正は、改定率が12.30%であったが、それぞれの点数のアップをみて、実際の影響率が何%だったかを分析する。
基本診療料では、初診時基本診療料は18点から2点アップして20点となった。
レントゲン診断では、 写真診断料が10点から11点に、撮影料は20点から22点となった。
処置料(歯牙疾患の処置)は普通処置(1歯1回につき−貼薬、 仮封、 覆罩及び根管治療並びに患歯に起因する歯根膜炎及び口腔内の瘻孔に対する処置等も含む−)は5点から6点に、抜髄単根(1歯につき)は8点から9点、歯髄切断(1歯につき)は7点から8点、 根管充てん単根(1歯につき−複根算については所定点数に1点を加算)は9点から10点になった。
処置料(口腔軟組織疾患の処置及び外科後処置)では、 口腔軟組織疾患の処置(智歯周囲炎、 歯齦炎、 口内炎及び舌炎を含む)は5点から6点、 外科後処置(1口腔につき)は5点から6点になった。
処置料(その他の処置)では、 歯槽膿漏の処置(1顎1回につき)が5点から6点、歯石除去(1顎1回につき)は10点から11点、 充てん物又は補てつ物の除去(1歯につき)は6点から7点となった。
手術では、 抜歯術(1歯につき)で乳歯が10点から11点、 前歯は14点から16点、 臼歯は21点から24点、 難抜歯(埋伏歯、 歯根肥大、 骨の癒着歯等に対する骨の開さく又は歯根分離術)は70点から80点、 埋伏智歯については、100点から114点となった。 歯槽骨整形術、 骨瘤除去術(前歯)は12点から13点、 口腔外消炎手術(2センチメ−トル未満のもの)は18点から20点となった。
歯槽膿漏の手術では、 歯齦切除術(1回につき)が50点から55点、 特殊手術(ノイマン法等)(1回につき)は100点から110点、 暫間固定術は60点から65点となった。
充てん及びインレ−では、 銀錫アマルガム(1窩洞につき)が20点から22点、燐酸セメント(1窩洞につき)が8点から9点、珪酸セメント(1窩洞につき)が19点から21点、レジン(1窩洞につき)が25点から28点、金合金(14Kカラットインレ−)(1個につき)はポストインレ−が95点から110点、 複雑窩洞インレ−が75点から80点、 その他の合金インレ−(1個につき)が55点から60点となった。
補綴の局部義歯(1床につき)では、 1歯より4歯までが90点から110点に、 5歯より8歯までが100点から120点に、 9歯より11歯までが120点から150点に、 12歯より14歯までが140点から180点に、 総義歯(1顎につき)が230点から270点になった。
鋳造鉤(1個につき)は、 金合金(14カラット)大臼歯が80点から90点に、 小臼歯が70点から80点に、 線鉤不銹綱は、 双歯鉤が18点から20点に、 両翼鉤(レストつき)が16点から18点、レストのないものが14点から16点、 線鉤特殊綱は双歯鉤が20点から22点、 両翼鉤(レストつき)が18点から22点、 レストのないものが16点から18点に、 バ−では不銹綱が40点から45点に、 特殊綱は50点から55点となった。
 歯冠継続歯では、陶歯前装金合金(14カラット)裏装が130点から150点に、陶歯前装その他の合金裏装が100点から110点に、全陶歯冠が60点から65点に、レジン冠が50点から55点になった。
 金属冠の金合金(20カラット以上)冠では、大臼歯が160点から180点、小臼歯が130点から150点に、金属冠金銀パラジウム合金冠では、大臼歯が100点から110点、小臼歯が90点から100点に、その他の金属冠では、大臼歯が60点から65点、小臼歯が60点から65点になった。ダミ−の前歯部では、金合金(14カラット)裏装が140点から160点、その他の合金裏装が60点から65点、レジン装が45点から50点に、臼歯部では、金銀パラジウム合金裏装又は鋳造ダミ−が150点から170点、その他の合金裏装又は鋳造ダミ−が90点から100点になった。
口蓋補綴,顎補綴(1顎につき)では、床の印象採得が簡単なものが50点から55点に、床の印象採得が困難なものが100点から110点になった。
充てん物及び補綴物の修理では、有床義歯修理が50点から55点に、金属冠修理(1個につき)では金合金冠が30点から34点に、その他の金属冠が19点から21点に、金合金鉤修理(1個につき)は25点から28点に、歯冠継続歯修理(1歯につき)が45点から50点に、脱離したインレ−の装着(1歯につき)が5点から6点に、脱離した金属冠または歯冠継続歯の装着(1歯につき)が5点から6点になった。
麻酔では、伝達麻酔の下顎孔又は眼窩下孔にするものが7点から8点に、伝達麻酔の正円孔、卵円孔又はガッセル節にするものが50点から55点に、浸潤麻酔、 圧迫麻酔は4点(変わらず)、迷もう麻酔は10点から11点に、開放点滴式全身麻酔は120点から130点に、マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔(2時間まで)は200点から220点になった。

昭和36年度の社会医療診療行為別調査を使って影響率を計算したところ、 改定率12.30%のところ13.44%となった。この年は、「物」(約16%)が「技術」と分離してなかったので、本来ならば、14.64%位になるべきだったから、約1%少なかったといえる。
影響率を計算した表を下に示す。

   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
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