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2016年7月20日
平成28年7月院長のマンスリートーク◆第24回参議院議員選挙結果の総括
平成28年7月院長のマンスリートーク◆第24回参議院議員選挙結果の総括
 第24回参議院議員選挙の投開票が7月10日行われ、改選121議席が決まった。自民党は55、公明党14議席で政権与党は69議席を獲得した。また、改憲派のおおさか維新の会は7議席、日本の心を大切にする党はゼロであった。非改選を合わせた改憲4党の新議席は160となった。自民党の追加公認1名と非改選で改憲賛成の無所属・諸派4人を加えると165議席で改憲発議要件となる3分の2(162議席)を達成できる状況となった。
 選挙は1人区である32の選挙区においては自民党が21勝11敗で、野党が11の選挙区で勝利できたのは、野党共闘の成果といえる。東北においては、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県で野党が勝利し、自民党が勝ったのは秋田県のみという結果であった。特に福島県では現職の岩城光英法務大臣が敗北しており、東北の復興政策や原発再稼働をめぐる問題について、与党に対して批判的な民意が示されたともいえる。
 また、沖縄県においても島尻安伊子沖縄・北方大臣が落選し、安全保障政策や基地移転の問題についても、今後の見通しは不透明だ。
 日本医師連盟推薦の自民党の自見はなこ氏は21万562票を獲得して初当選を果たした。一方、おおさか維新の会から出馬した、元厚生労働大臣政務官で医師の梅村さとし氏(平成22年改定で歯科医師会のために尽力した)は、政界復帰を目指したが、落選に終わった。前回参院選で、日医連推薦の羽生田たかし氏(自民党)は約25万票獲得、早々に当選確実を得たのに対し、自見氏は票が伸び悩んだことから、必ずしも満足のいく選挙結果とはいえず、日本医師会関係者からは悔しさの言葉も聞かれた。
 比例区では、そのほか4人の医師が立候補。公明党の二人は強く、秋野公造氏(現職)は61万2,066票、熊野正士氏(新人)は60万5,226票という高得票でそれぞれ当選。一方、矢作直樹氏(日本のこころを大切にする党)、渡辺良弘氏(国民怒りの声)の2人の新人は落選に終わった。選挙区では、4人の医師が立候補。現職が強く、桜井充氏(民進党、宮城)と足立信也氏(民進党、大分)は当選。柳沢秀敏氏(無所属、東京)と玉田憲勲氏(無所属、広島)の2人の新人は落選した。薬剤師連盟推薦の藤井基之氏(142,132)と日本看護師連盟推薦の高階恵美子氏(177,810)は再選された。
 日歯連盟は、昨年9月30日の堤元会長、高木前会長、村田前副理事長が政治資金規正法違反の疑いで逮捕された事態を受けて今回は独自候補を取り下げて自主投票となったが、結局3つに割れた。一人は山田宏氏、もう一人は医師連盟の推す自見氏、それと6年前に日歯連盟が支援した民進党の西村まさみ氏である。西村氏は現職歯科医師国会議員にもかかわらず、政権与党ではないということで、彼女の出身校日本歯科大学と父の誠氏が同窓会長を努めた東京医科歯科大学の同窓会が中心となる草の根選挙を強いられた。
 山田宏氏は安倍首相と思想信条が近いということで安倍首相から直接口説かれたが、応援組織が無かったので、職域候補を出さない日歯連盟の高橋会長を官邸に呼び出し推薦を一部とりつけた。約20の都県連盟(北海道、山形県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、佐賀県、熊本県、鹿児島県)が推薦した。高橋会長も昨年の第127回臨時評議員会でかろうじて信任(賛成45、反対28)されたので連盟は一つにまとまらなかった。
 週刊文春(4月14日号)によれば、山田氏は松下政経塾の2期生で日本新党から衆院議員に初当選したが次の選挙で落選、杉並区長に転じた後、日本創新党を結党し、衆院選に挑戦するが惨敗を喫した。2012年には、日本維新の会に入って、衆院議員に復帰したが、党分裂で次世代の党に。今回の自民党公認で政党を移るのは8度目になる。待機児童問題に火をつけた「保育園落ちた」ブログを「落書き」と切り捨て「生んだのはあなたでしょう。親の責任でしょうと言いたい」と発言したり、妻子がいるにもかかわらず、過去には女性問題が幾度も取り沙汰された御仁。山田氏は日歯連盟の推薦のお陰で149,833票を獲得し当選したが、人間性に疑問符がつく。本当に歯科のために働くかどうか(国民皆歯科健診の実施、歯科保健を充実させる施策の推進)注視していかねばならない。
 西村氏は38,899票で落選となったが、6年間の国会議員の間に、オンライン請求完全義務化の撤廃、社会保障費2,200億円削減の撤廃(平成22年)、東日本大震災への適宜対応、歯科口腔保健法の成立、歯科口腔保健推進室の設置、前期高齢者窓口負担引き上げ中止、受診時定額負担の中止、CAD/CAM小臼歯保険導入、小児保隙装置の評価、小児義歯の適応拡大、文書提供の見直し、労働安全衛生法附帯決議に「口腔の健康を保持することの重要性に鑑み、職域における歯科保健対策について具体的に検討を行うこと」の明記、指導を現場で担当する指導医療官の配置の改善等歯科医師でなければできない重要で細かい内容の仕事をしてきたが、あっさり切られた。後味の悪さを感じる。
 しばらく歯科医師会は会を2分した動きが続きそうであるが、高木氏の裁判や次期会長選挙など秋から冬にかけ忙しくなってきそうである。こういう会の状況を作った戦犯の息がかかった小粒な連中に会の政策や理念ができるのかどうか。
 最後に日歯連盟関係の参議院比例代表選出議員選挙開票結果(都道府県別)をつけて今回選挙の総括とする。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全