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中道歯科医院
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2016年6月13日
平成28年6月院長のマンスリートーク◆有床義歯装着者は1,808万人に減少
◆有床義歯装着者は1,808万人に減少
 歯科疾患実態調査は、昭和32年に第1回の調査が行われて以来、6年間隔で行われ、平成23年に第10回目の調査が行われた。同調査は、わが国の歯科保健状況を把握し、今日まで行われてきた種々の対策の効果について検討を行い、今後の歯科保健医療対策の推進に必要な基礎資料を得ることを目的として実施されている。
 これまで、歯科疾患実態調査を用いて、日本の入れ歯人口(有床義歯装着者数)を、昭和50年1,666万人、昭和56年1,948万人、昭和62年2,133万人、平成5年2,116万人、平成11年2,047万人、平成17年2,223万人と報告してきたが、今回、同調査結果を用い、平成23年の有床義歯装着者数を推定してみる。なお、義歯装着者率は、人数を2倍して顎数とし、各年齢について装着されていた有床義歯数(全部床義歯+部分床義歯)で割った百分率を、その年齢群における顎当たりの装着者率とした(下表)。
 被調査者数(3,718人)がやや少なく、女性(2,178人)が男性(1,540人)より多かったことなどを考慮して男女に分けて人数を計算した。平成23年の有床義歯装着者は、男性763万人、女性1,045万人、計1,808万人で6年前に比べ415万人大幅に減少した。年齢階級別にみると、25~39歳と85歳以上で若干増加したものの、それ以外では大幅に減少した。
 各種補綴物(架工義歯、部分床義歯、全部床義歯)使用者の割合を上下顎別にみると、高年齢で歯の喪失が進むにつれて、架工義歯(下顎→上顎)→部分床義歯→全部床義歯(上顎→下顎)と大きな補綴物の使用者が多くなる傾向が認められた。補綴の実施状況をみると、高齢者での歯の喪失は多く、補綴完了者の割合が高かった。また、補綴が完全に実施されていない割合(未処置、一部完了)も比較的高かった。
 今回の調査で、15歳以上の1人平均補綴物数は、架工義歯0.44、部分床義歯0.30、全部床義歯0.17であったので、架工義歯4,888万装置、部分床義歯3,333万床、全部床義歯1,889万床が日本人の口腔内にあることになる。前回は架工義歯6,052万装置、部分床義歯3,822万床、全部床義歯2,367万床であったので、6年間に架工義歯は1,164装置、部分床義歯は489万床、全部床義歯は478万床減少したことになる。
 新製義歯の製作数を社会医療診療行為別調査でみると、平成26年で760万床と6年前と比較して140万床減少してきている。特に、総義歯の数が減っている。
 「食べること」と発語・表情などを通した「コミュニケーション」は、人がその人らしく生きていくために欠かせない機能であり、生涯におけるQOLの維持向上に深く関わっており、歯科の果たす役割は大きい。後期高齢者の口腔衛生状態の改善と咀嚼能力の改善を図ることが、誤嚥性肺炎の減少や低栄養およびADLの改善に有効であり、健康寿命の延伸に寄与することは明らかである。現在歯数が多い高齢者ほど健康で総医療費が低いという調査結果が報告されており、高齢者の口腔機能を維持増進することは、活力ある健康長寿社会を実現するために不可欠な課題の一つである。
 有床義歯については、義歯を使用している間に、咬合・咀嚼習癖・食習慣などによって、骨吸収による顎堤形態の変化、あるいは歯の移動が時間の経過とともに認められ、生体と義歯との間に不調和が生じてくる。したがって、この不調和を定期的に是正することが必要になってくる。歯科医師と歯科技工士が意欲を持って取り組めるような義歯の点数アップを図るべきである。

   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全