中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity
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2016年2月22日
平成28年2月院長のマンスリートーク ◆保健医療2035−日本は健康先進国へ−
◆保健医療2035−日本は健康先進国へ−
平成27年6月、「保健医療2035」策定懇談会は保健医療2035提言書をまとめた。 この「保健医療2035」の目的は、既存の取組を総花的に並べるものではなく、20年後を視野に入れたビジョンを構築することにある。この目的を達成するために、2035年を展望した上で、保健医療において守るべき基本理念や価値観、求められる変革の方向性について検討されている。以下、その内容をみていく。
世界最高の健康水準を維持し、同時に将来世代にツケを残さないためには、2035年間でに予測される需要の増加・多様化、グローバル化、技術革新に対応できるような、保健医療におけるバラダイムシフトが必要である。
どのように環境が変化しても、保健医療が果たすべき役割、実現すべき価値を守らなければならない。それは「健康長寿の実現」であり、それを支えるシステムは「人々が世界最高水準の健康、医療を享受でき、安心、満足、納得を得ることができる持続可能なもの」であり、「我が国及び世界の繁栄に貢献するもの」でなくてはならない。これが保健医療の目標である。
その基本理念は次の3つ
《公平・公正(フェアネス)》
保健医療システムが国民から信頼され、納得されるものであるためには、何よりも公平・公正な仕組みであることが求められる。「保健医療2035」で考える公平・公正な仕組みとは、(1)短期的な維持・均衡のみを目指すのではなく、将来世代も安心、納得できる、(2)職業、年齢階層、所得階層、家族の有無等によって、健康水準に差を生じさせない、(3)サービスの提供においては、サービスの価値に応じた評価が行われる、というものである。
《自律に基づく達帯》
健康は、従来の医療の枠組みを越え、コミュニティや社会システムにおける日常生活の中で、−人ひとりが保健医療における役割を主体的に果たすことによって実現されるベきものである。そのためには、すべての人々が、家庭、職場、地域等のあらゆるレベルにおいて、自らの健康を向上させるための主体的な判断や選択ができる環境が整備されることが必要である。
《日本と世界の繁栄と共生》
保健医療への投資により、人々の健康増進のみならず、わが国の経済・社会システムの安定と発展にも寄与する。特に、保健医療は、高付加価値サービスそのものであり、また社会の持続可能性を高めるという面で、我が国の国力の柱となるものであるという認識に立つ。
2035年に向けた3つのビジョンとしては
(1)「リーン・へルスケア〜保健医療の価値を高める〜」
今後、限られた財源をできる限り効果的・効率的に活用し、保健医療サービスから得られる価値の最大化を図ること、つまり、値値の高いサービスをより低コストで提供することが必要であり、これをリーン・へルスケアと位置付ける。いわば「より良い医療をより安く」というコンセプトが、これからの保健医療システムを考える上で重要となる。
(2)「ライフ・デザイン〜主体的選択を社会で支える〜」
現在、保健医療においては、サービスの選択肢やそれを選ぶための情報が極めて限られている。人々が自ら健康の維持・増進に主体的に関与し、デザインしていくと同時に、必要なサービスを的確な助言の下に受けられる仕組みが確立している必要がある。これをライフ・デザインという。
(3)「グローバル・ヘルス・リーダー〜日本が世界の保健医療を牽引する〜」
バンデミックインフルエンザやエボラ出血熱の例を見るまでもなく、疾病には国境がないため、我が国自身の対策にも資する国際新興・再興感染症の封じ込めや災害時の支援などに貢献する機能を強化し、「世界の健康危機管理官」としての地位を確立する。
平成28年度診療報酬改定において、医療提供者の技術、医療用品の効能などの医療技術評価の一部導入を視野に入れ、速やかに、医療技術の費用対効果を測定する仕組みを制度化・施行することが盛り込まれた。
先進的又は高額な医療が良い、あるいは検査や薬剤処方も量を投入すればするほど良いとするのではなく、国民の保険料や税金一円あたりの効果・価値を高め、2035年までに、「より良い医療をより安く」という価値観へ転換されていく。
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恩師総山孝雄(ふさやまたかお)先生の教え
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
富山県内での産業歯科保健事業からの成果を踏まえて
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
かかりつけ歯科医の役割
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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良質な音質のBGMを流してます。
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世界最高の健康水準を維持し、同時に将来世代にツケを残さないためには、2035年間でに予測される需要の増加・多様化、グローバル化、技術革新に対応できるような、保健医療におけるバラダイムシフトが必要である。
どのように環境が変化しても、保健医療が果たすべき役割、実現すべき価値を守らなければならない。それは「健康長寿の実現」であり、それを支えるシステムは「人々が世界最高水準の健康、医療を享受でき、安心、満足、納得を得ることができる持続可能なもの」であり、「我が国及び世界の繁栄に貢献するもの」でなくてはならない。これが保健医療の目標である。
その基本理念は次の3つ
《公平・公正(フェアネス)》
保健医療システムが国民から信頼され、納得されるものであるためには、何よりも公平・公正な仕組みであることが求められる。「保健医療2035」で考える公平・公正な仕組みとは、(1)短期的な維持・均衡のみを目指すのではなく、将来世代も安心、納得できる、(2)職業、年齢階層、所得階層、家族の有無等によって、健康水準に差を生じさせない、(3)サービスの提供においては、サービスの価値に応じた評価が行われる、というものである。
《自律に基づく達帯》
健康は、従来の医療の枠組みを越え、コミュニティや社会システムにおける日常生活の中で、−人ひとりが保健医療における役割を主体的に果たすことによって実現されるベきものである。そのためには、すべての人々が、家庭、職場、地域等のあらゆるレベルにおいて、自らの健康を向上させるための主体的な判断や選択ができる環境が整備されることが必要である。
《日本と世界の繁栄と共生》
保健医療への投資により、人々の健康増進のみならず、わが国の経済・社会システムの安定と発展にも寄与する。特に、保健医療は、高付加価値サービスそのものであり、また社会の持続可能性を高めるという面で、我が国の国力の柱となるものであるという認識に立つ。
2035年に向けた3つのビジョンとしては
(1)「リーン・へルスケア〜保健医療の価値を高める〜」
今後、限られた財源をできる限り効果的・効率的に活用し、保健医療サービスから得られる価値の最大化を図ること、つまり、値値の高いサービスをより低コストで提供することが必要であり、これをリーン・へルスケアと位置付ける。いわば「より良い医療をより安く」というコンセプトが、これからの保健医療システムを考える上で重要となる。
(2)「ライフ・デザイン〜主体的選択を社会で支える〜」
現在、保健医療においては、サービスの選択肢やそれを選ぶための情報が極めて限られている。人々が自ら健康の維持・増進に主体的に関与し、デザインしていくと同時に、必要なサービスを的確な助言の下に受けられる仕組みが確立している必要がある。これをライフ・デザインという。
(3)「グローバル・ヘルス・リーダー〜日本が世界の保健医療を牽引する〜」
バンデミックインフルエンザやエボラ出血熱の例を見るまでもなく、疾病には国境がないため、我が国自身の対策にも資する国際新興・再興感染症の封じ込めや災害時の支援などに貢献する機能を強化し、「世界の健康危機管理官」としての地位を確立する。
平成28年度診療報酬改定において、医療提供者の技術、医療用品の効能などの医療技術評価の一部導入を視野に入れ、速やかに、医療技術の費用対効果を測定する仕組みを制度化・施行することが盛り込まれた。
先進的又は高額な医療が良い、あるいは検査や薬剤処方も量を投入すればするほど良いとするのではなく、国民の保険料や税金一円あたりの効果・価値を高め、2035年までに、「より良い医療をより安く」という価値観へ転換されていく。