大久保満男日歯会長の今期限りでの引退をうけ、昨年12月18日に公示された日本歯科医師会会長予備選挙は、1月6日に立候補の届出が開始され、8日締め切られた。6日、太田謙司氏(1951年生、1975年大阪歯科大学卒業、元日歯常務理事、大阪府歯科医師会会長)と高木幹正氏(1944年生、1969年大阪歯科大学卒業、前岐阜県歯科医師会会長、日本歯科医師連盟会長)の両名がそれぞれ届け出、アルカディア市ケ谷において相次いで記者会見を行った。太田謙司候補は午前10時からの会見で、選挙公約に「3つの改革(歯科医療提供体制改革、診療報酬改革、日歯組織機構改革)」と「5つの実行」を掲げ、2025年に向け21世紀型の歯科医療を実現させるべく所信表明を行った。大久保会長から太田謙司候補への推薦状については、「過去にない異例のこと」と批判があることも受け止めた。「5つの実行」は以下のようなものである。
(太田謙司氏の推薦人)村上恵一、箱崎守男、金子振、柳川忠廣、田所泰、豊川輝久、齋藤愛夫、森口浩充、和田明人、右田信行、長谷宏一、峰正博、近藤勝洪、熊倉学、生駒等、谷口学、薦田淳司、松延彰友、宮口嚴、岡本学の各氏なお、異例の大久保会長の太田候補への推薦状では、日本歯科医師会会長のあるべき会長像として
高木幹正候舗は、午後5時からの会見で、「政策九箇条」を掲げ、わが国の超少子高齢化や世界的なグローバル化の波の中で時代が大きく変わろうとしているこの転換期に、歯科医療を守るためにはもはや総論だけを語るのではなく、歯科医療専門団体である日歯の機能を、単なる「政策集団」から「政策実現集団」にまで強化する必要があると訴えた。また、日歯連盟会長職を通じて培った経験や政界との太いパイプは、必ずや会員の役に立つものであり、実行力・具現化力が求められるこれからの日歯を率いる「即戦力のトップリーダー」になるだろうとの自信も覗かせた。「政策九箇条」は次のようなものである。
(高木幹正氏の推薦人)浅野正樹、荒川信介、井上峰雄、浮地文夫、小幡純、加藤木健、春日司郎、柴田勝、島田篤、高橋哲夫、恒石定男、橋本裕子、藤原元幸、村山利之、森永和男、山科透、山田幸治、吉田直人、渡辺正臣、阿部義和の各氏1月11日には、「高木幹正氏と歯科の未来を語る会」が東京のホテルグランドパレスで開催され、自民党から白須賀衆院議員や島村参院議員、飯島勲内閣官房参与ら来賓を含め全国から400人以上が参加して、同氏のこれまでの政治力を見せつけた。選挙権者は代議員139人、選挙人501人の合計640人で、投票は2月13日午後2時に締め切られ、開票は即日行われ、有効投票数の過半数に達した候補者が当選となる。日歯会長予備選挙は現在日本歯科界を二分して、一部の醜い人間関係もからんで熾烈な戦いがくり広がれているが、有効投票数の過半数をとるのは太田氏か、それとも高木氏か注目されるところである。
日本歯科医師会
富山県歯科医師会
富山市歯科医師会
大久保満男日歯会長の今期限りでの引退をうけ、昨年12月18日に公示された日本歯科医師会会長予備選挙は、1月6日に立候補の届出が開始され、8日締め切られた。6日、太田謙司氏(1951年生、1975年大阪歯科大学卒業、元日歯常務理事、大阪府歯科医師会会長)と高木幹正氏(1944年生、1969年大阪歯科大学卒業、前岐阜県歯科医師会会長、日本歯科医師連盟会長)の両名がそれぞれ届け出、アルカディア市ケ谷において相次いで記者会見を行った。
太田謙司候補は午前10時からの会見で、選挙公約に「3つの改革(歯科医療提供体制改革、診療報酬改革、日歯組織機構改革)」と「5つの実行」を掲げ、2025年に向け21世紀型の歯科医療を実現させるべく所信表明を行った。大久保会長から太田謙司候補への推薦状については、「過去にない異例のこと」と批判があることも受け止めた。
「5つの実行」は以下のようなものである。
(太田謙司氏の推薦人)
村上恵一、箱崎守男、金子振、柳川忠廣、田所泰、豊川輝久、齋藤愛夫、森口浩充、和田明人、右田信行、長谷宏一、峰正博、近藤勝洪、熊倉学、生駒等、谷口学、薦田淳司、松延彰友、宮口嚴、岡本学の各氏
なお、異例の大久保会長の太田候補への推薦状では、日本歯科医師会会長のあるべき会長像として
を上げ、太田氏が自然に人を魅了する力を持ち、人の意見に耳を傾け、胆力の強さがあり、人脈も持っており、リーダーとして適任としている。
高木幹正候舗は、午後5時からの会見で、「政策九箇条」を掲げ、わが国の超少子高齢化や世界的なグローバル化の波の中で時代が大きく変わろうとしているこの転換期に、歯科医療を守るためにはもはや総論だけを語るのではなく、歯科医療専門団体である日歯の機能を、単なる「政策集団」から「政策実現集団」にまで強化する必要があると訴えた。また、日歯連盟会長職を通じて培った経験や政界との太いパイプは、必ずや会員の役に立つものであり、実行力・具現化力が求められるこれからの日歯を率いる「即戦力のトップリーダー」になるだろうとの自信も覗かせた。
「政策九箇条」は次のようなものである。
(高木幹正氏の推薦人)
浅野正樹、荒川信介、井上峰雄、浮地文夫、小幡純、加藤木健、春日司郎、柴田勝、島田篤、高橋哲夫、恒石定男、橋本裕子、藤原元幸、村山利之、森永和男、山科透、山田幸治、吉田直人、渡辺正臣、阿部義和の各氏
1月11日には、「高木幹正氏と歯科の未来を語る会」が東京のホテルグランドパレスで開催され、自民党から白須賀衆院議員や島村参院議員、飯島勲内閣官房参与ら来賓を含め全国から400人以上が参加して、同氏のこれまでの政治力を見せつけた。
選挙権者は代議員139人、選挙人501人の合計640人で、投票は2月13日午後2時に締め切られ、開票は即日行われ、有効投票数の過半数に達した候補者が当選となる。
日歯会長予備選挙は現在日本歯科界を二分して、一部の醜い人間関係もからんで熾烈な戦いがくり広がれているが、有効投票数の過半数をとるのは太田氏か、それとも高木氏か注目されるところである。