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中道歯科医院
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2013年7月22日
平成25年7月院長のマンスリートーク ◆第23回参議院選挙結果を受けて
◆第23回参議院選挙結果を受けて
 7月21日に投開票された第23回参議院選挙は原発や社会保障、消費増税、憲法や外交・安全保障、復興、景気などが争点に争われたが、自由民主党と公明党で76議席を占めた。議席数は自由民主党65、民主党17、公明党11、日本維新の会8、みんなの党8、日本共産党8、社会民主党1、無所属・他3であった。非改選と合わせると与党が135、野党が107となり衆参のねじれが解消されることとなった。民主党は結党以来最低の惨敗である。
ここで、6年前(第21回参議院選挙は7月29日投開票)を振り返ってみる。自民党は改選の64議席から37議席へと激減し、非改選を含む与党の議席は過半数を割り込み、国会運営や政権運営が厳しくなった。一方、民主党は32の改選議席を60と大幅に伸ばし参議院の第1党の座を占めた。年金記録問題や「政治とカネ」の問題、安倍首相の政権運営能力が問われた選挙であったが、閣僚の不祥事や暴言、失言が続き、国民は自民党に対して「ノー」を示した。おなじ安倍首相の元で行われた選挙であったが、今回とまったく逆の現象がおこっていた。
職域代表の石井みどり氏は自民党公認候補者29名中第4位の成績で、前回の228,165票大幅に上回る294,148票を獲得した。投票直前に票が伸び悩んでいるとの情報で戸惑ったが、立派な成績で当選となり、今後の活躍が期待される。
比例代表候補のうち、日本医師連盟推薦の日本医師会副会長羽生田俊氏(249,818票)、日本看護連盟推薦の石田昌宏氏(201,109票)も当選となったが、現職の石井みどり氏の得票数には及ばなかった。東京地方区では武見敬三氏(東京)も5位で当選となった。
歯科関係者では、比例区の川口浩氏(日本維新の会)は落選となったものの、神奈川地方区で島村大氏(自民党)が100万票を超える得票でトップ当選した。島村氏は日本歯科医師連盟の理事長も努めた人で、日歯連盟にとっては強い味方が加わった。残念ながら、大久保潔重氏(長崎、民主党)、鈴木唯記子氏(静岡、みんなの党)は落選した。
 今回の参議院選での自民党の医療政策に関する公約は次のようなものであった。すなわち、「自助」・「自立」を第一に、「共助」と「公助」を組み合わせ、税や社会保険料を負担する国民の立場に立って、持続可能な社会保障制度を構築するとして、「社会保障制度改革国民会議」の審議を踏まえて、医療制度、介護制度、年金制度などの社会保障制度について必要な見直しを行う。また、国民皆保険を堅持し、医師の診療科目別・地域別の偏在の是正、診療所の機能強化など、医師等の人材や高度医療機器等の医療資源を確保するとともにその適性配置を図り、地域で必要な医療が確保される。そして、健康寿命の延伸に向け、予防医療、食事・運動指導が推進される。このほか、子どもの医療費無料化の検討、高額療養費の限度額の引き下げ、総合診療医の育成とかかりつけ医の導入、国民健康保険の運営の都道府県単位への広域化、最先端の医薬品・医療機器及び再生医療等の研究・開発と迅速な導入、患者の意志(リビングウィル)の尊重と看取りの充実などの方針が示されている。
国民歯科医療の充実・発展については、国民の生涯を通じた切れ目のない歯科口腔保険や歯科医療を推進し、生活の基盤となる「食」を支えること、特定健診(メタボリック・シンドローム対策)に歯科健診を導入し、8020運動を促進すること、労働者の一般健診に歯科健診を導入し、産業歯科医の役割を明確化すること、要支援・要介護者を含めた高齢者に対する在宅歯科医療を充実させることなどが盛り込まれている。
今後、石井みどり氏は指導・監査・行政処分の根拠法である「健康保険法」の改正を目指すという。保険指導は適正医療の推進が主題の一つであるが、そのことにより全国各地で萎縮診療がおこっている現状を是正するという。2010年11月から、自民党・厚生労働部会内で、指導・監査に関する勉強会を開催し、他議員にも問題を理解してもらうべく取り組みを始めている。
 さらに、「労働安全衛生法」や「身体障害者福祉法」、「地域保健法」、「健康増進法」、「介護保険法」、そして何より身分法である「歯科医師法」の法改正を考えている。
 例えば、「労働安全衛生法」を改正し、労働者の一般健診に歯周疾患を導入し、さらに歯科医師が産業保健分野で一定の役割を果たすために、労働安全衛生法上、産業歯科医の身分および権限を明確化していくべきだと述べている。
安倍政権は、8月から生活保護費の引き下げをおこなうとともに、住民税の課税対象を低所得者に拡大する。来年4月には消費税が8%に引き上げられ、70歳から74歳の窓口負担が2割に倍増することが予定されているが、なるべく弱者に優しい政治をお願いしたいものである。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全