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2012年10月16日
平成24年10月院長のマンスリートーク ◆辰年に因むパワースポット「龍穴」
◆辰年に因むパワースポット「龍穴」
今年は辰年で、干支に因むパワースポットを調べていたところ植島啓司著「日本の聖地ベスト100」という本で「室生龍穴」のことを知った。
9月22日、新車(カムリハイブリッド)の試乗をかねて、午前3時半自宅を出発し、先ず、かねてより訪れたい思っていた「室生寺」を目指した。還暦記念パワー探索旅行。


日本で最も美しい寺を一つ挙げよと言われたら、室生寺と答える人が一番多いといわれている。この寺は四季の移り変わり(季節をいろどる石楠花や紅葉)に従って、すばらしい景観の変化を示すことで知られている。しかも、日本の聖地を考えるうえで最も重要な視点を提示してくれているらしいとのことで、自分の目で確かめに出掛ける。

室生寺は、「女人高野」として名高く、きわめて繊細で美しい密教寺院。天武天皇九年(681)役行者によって開かれ、後に弘法大師の手で伽藍の整備が行われた。奈良時代の末期、この聖なる地で皇太子山部親王(後の桓武天皇)のご病気平癒の祈願が興福寺の高僧などによって行われ、これに卓効があったことから、勅命により国家のために創建された。高野山と同じ真言宗に属しているが、古くから女人の入山を許してきた。境内には金堂、五重の塔などの伽藍、本尊釈迦如来像、十一面観音像等多くの国宝、重文が残されている。五重の塔は高さ16.22mで屋外に立つ五重の塔として我が国で最も小さい。平成10年9月の台風7号で大きく損壊したが2年をかけて修復作業が進められ今日がある。

植島氏の著書にあるように、門を入ると風のざわめきが聞こえてくる。鐙板や奥の院への階段などはまるで音楽そのもので、みごととしか言いようがない。優美で端正な五重の塔から奥の院へ390段余りの石段を上り詰めた。奥の院にある御影堂は、高野山御影堂の形式を伝える唯一の建物である。中村さんに御朱印を書いてもらい、感謝。

その後、室生寺の前から室生川に沿って1キロほど遡った道沿いに杉の木立に固まれひっそりとたたずむ室生龍穴神社に向かう。主祭神は高籠神(たかおかのかみ−水火を司るの威徳を具へ給ひ晴雨を調節して国土民生を安じ給ふ神)。室生龍穴神社は『延喜式』にも記載されている古い式内社で、雨乞いの神を祀り、記録では弘仁八年(817)六月をはじめとして29回も朝廷から勅使が派遣されている。その起源は室生寺よりも古く、かつてはこちらがこの一帯の信仰の中心で、請雨が祈願されたという。

室生寺あたりは「室生火山群」と呼ばれており、太古の活発な火山活動によって形成された地で、奥深い山と渓谷に囲まれた幽邃な場所で古くから神々の座ます聖地とあおがれてきた。至るところに岩窟、断崖、奇巌が見られ、滝、水流などが加わり特徴ある豊かな自然を生み出してきた。特に、室生山中にある3つの岩窟には古くから雨をつかさどる龍が棲むとされてきた。これがいわゆる「龍穴」である。この一帯は古くからの水神信仰の聖地だったのが、後に山林修行者が棲みついて行場をつくり、ついには龍神を紀る祭祀場とされてきた。

「龍穴」に至るには室生龍穴神社からさらに山中を1キロほど進んだところまで行かなければならない。本来、「龍穴(奥宮)」へ参拝するには、拝殿前で拝礼の後、社務所に申し出、浄衣(略小忌衣)を着用していくようだが、当日は社務所が開いてなかったので、狭い道を不安半分で車で上る。「龍穴」の入口に至る途中に「天の岩戸」と書かれた石組みが置かれていた。なぜこんなところに天岩戸があるのか。とにかく、新車と記念撮影。そこからは徒歩で「龍穴」を目指す。バイクが1台通過するのみ。


「龍穴」は、「天の岩戸」から左奥の峡谷に向かって下りていったところにあり、一帯にはなんとも言えない冷気が漂っている。水しぶきでマイナスイオンが発生するのか、限りなく神秘感を感じさせる。「龍穴」そのものは川の流れを隔てた反対側にある岩の亀裂で、近寄ることはできないが、川の手前に簡素な拝所が設けてある。その時は、だれも周りに参拝する人はいない。隠れたパワースポットと言う感じ。人が近づくのを阻んでいるようにも見える。すぐ近くに「龍の滝」と呼ばれる段差があり、「龍穴」の下には「龍の棚」が広がっていた。

平安時代以降、室生山中の「龍穴」の龍神の信仰と結び付き、雨乞いの祈願が行われてきた室生龍穴。京都の貴船を上回る「パワー」を実感できた。

その後、150種、約7,000株の牡丹で有名な五重の塔がある長谷寺、大神神社、橿原神宮、飛鳥の石舞台をまわり、夜富山に戻る。久しぶりに充実した旅行であった。本当は、温泉にでも浸かりながら、ゆっくり巡るべきなのだろうが、まだまだ、そのような余裕がないのが現況である。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全