中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity

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中道歯科医院
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2011年10月14日
平成23年10月院長のマンスリートーク ◆25年以上据え置かれた点数が58項目
◆25年以上据え置かれた点数が58項目
共産党の田村智子参議院議員が提出した質問主意書「歯科医療の適切な提供、歯科健診の受診状況」に対する答申が9月6日にあり、歯科診療報酬点数表で診療行為および点数が昭和61年以降の改定において25年間据え置かれたものが58項目あったことが分かった。
表 25年以上据え置かれている歯科点数
表 25年以上据え置かれている歯科点数

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また、健康増進法に基づく歯周疾患検診(40歳、50歳、60歳、70歳の節目が対象、平成21年度は市区町村の53.9%にあたる941市区町村で実施)の平成21年度の受診者数は22万5,158人であったことも答申されたが、対象者総数が698万5千人に対する受診率は3.2%と低い割合である。

2008年にも当時日本共産党政策委員長だった小池晃元参議院議員が、「歯科診療においては、長期間にわたって診療報酬点数が引き上げられていない項目が多く問題は深刻である。歯科の診療報酬のうち、20年前と比較して点数が変わっていない項目について明らかにされたい。また、十分な評価が行われているのかどうか政府の見解を伺いたい」という質問主意書を提出していた。その時の政府の回答によれば、歯科保険診療の73項目(うち歯科矯正が27項目)の点数が20年間、全く変化しないまま放置されていた。また、厚生労働省としては、歯科診療報酬については、物価、賃金等の動向、歯科医療機関の経営状況、医療保険財政の状況等を総合的に勘案し、中医協における議論を踏まえ、必要な項目については重点的に評価するなど、適切に設定しているところであるという見解を発表した。

点数を細かく見ると、25年間に点数が2倍以上上がったものとして、歯科口腔衛生指導料と調剤料のほか口腔外科関連の項目があり、下がったものとしては、歯周疾患指導管理料、特殊撮影料、歯周外科手術、9〜11歯以外の有床義歯床裏装等があげられる。また、点数が廃止されたものとしては、歯髄電気検査、デンタルサウンドチェッカー、歯周初期治療、帯環金属冠、歯冠継続歯、ろう着、レジン表面滑沢硬化法があり、歯科矯正はセファログラム(250→300)とその他の装置の印象採得(110/220/330→143/265/400)を除き、ほとんどの点数は変化していない。

今回指摘された58項目以外で、再診時乳幼児加算(10)、25歯以上の歯周組織精密検査(400)、普通処置(齲蝕処置)の16点と即日充填処置(齲蝕歯即時充填形成、齲蝕歯インレ−修復形成)の120点も据え置かれたといってもいいものであり、根管充填、抜歯手術、歯冠形成などの変化率が低い。

診療報酬はS=G(技術料)+N(歯科医師以外の人件費)+M(所要経費)で表され、技術料は国民所得に、人件費は賃金指数に、所要経費は消費者物価指数の伸びに従って増加するというル−ルになっている。直近の数値が出ている平成21年までの23年間に国民所得は1.35倍、賃金指数は1.21倍、消費者物価指数が1.13倍になっているので、構成比率を平成17年の中医協の医療経済実態調査に基づきG38%、N28%、M34%として点数の適正倍率を計算すると1.24倍となるが、全点数の中でクリアしているのは約3割しかない。診療報酬点数は、原価計算をベ−スに適正に決められる必要があるが、25年間以上の点数の据え置きはいただけない。23年間に歯科診療所の年間保険収入も1.24倍(4,730万円)と本来ならなければならないのに、3,815万円(昭和61年)から3,803万円(平成20年)と収入が増えていないことが歯科の窮状の原因となっている。

   


当院の特徴紹介
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院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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