中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity

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中道歯科医院
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2021年3月23日
令和3年3月院長のマンスリートーク◆令和2年の医療費の動向−中医協資料より−
令和3年3月院長のマンスリートーク◆令和2年の医療費の動向−中医協資料より−

 政府は3月21日、首都圏4都県に出されていた緊急事態宣言を解除した。リバウントが懸念されているが、果たしてどうなるか注視していかねばならない。
 リバウンドを防ぐため政府がまとめた5本柱は、①飲食店対策、②変異ウイルス対策、③PCR検査強化、④ワクチン接種推進、⑤医療提供体制の充実であるが、今までやったことの集大成という批判もある。東京五輪・パラリンピックについては、海外からの一般客の受け入れを断念した。
 期待されるワクチン接種はこれまで約55万人が受けたが、総人口の0.44%でOECD加盟37ヵ国中最下位という割合である。
 今月は3月10日に開かれた第476回中央社会保険医療協議会に出された資料から令和2年の医療費の動向についてみていく。

○新型コロナウイルス感染症の発生状況(表1)
 令和3年3月3日現在のPCR検査実施人数は8,435,303人で陽性者数435,548人、陽性率5.16%であった。入院治療等を要する者12,434人で、うち重症者398人、死亡者数8,052人(80代以上が64.8%)である。1月19日に1,000人を上回っていた重症者は6割以上減少した。
○新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(図1、表2) 
 年齢階級別陽性者数は10歳未満2.8%、10代6.5%、20代21.8%、30代15.0%、40代14.3%、50代13.2%、60代8.6%、70代7.8%、80代以上8.1%であり、20代・30代・40代で過半数を占める。
一方、年齢階級別死亡率は10歳未満から30代までは0.0%、40代0.1%、50代0.3%、60代1.5%、70代5.2%、80代以上13.6%で、年齢が高くなるにつれ死亡率は増加している。年齢階級計死亡率は1.7%であった。
 男女別では男の方が高く、女性より50代で5倍、60代で3倍、70代で2.3倍、80代以上で1.7倍という結果である。


○新型コロナウイルス感染症の医療機関の患者数の変化
 レセプト件数の前年同月比で見ると、4月、5月に医科、歯科、調剤いずれにおいても、大幅に減少が見られた。6月以降下げ幅に回復が見られたものの、前年同月比を下回っている。4月、5月に歯科は一番落ち込んだが、8月以降医科、調剤よりも減少率が少なくなっている。(図2)

 医科診療所の診療科別でのレセプト件数の前年同月比で見ると、4月、5月は、いずれの診療科も減少しているが、小児科、耳鼻咽喉科の減少が顕著。6月以降下げ幅に回復がみられたが、感染者が増えてきた11月、12月はやや減少するも、4月、5月ほどの大幅ではなかった。眼科が歯科と同じような動きを見せている。(図3)


○新型コロナウイルス感染症の医療機関の収入の変化
 レセプト点数の前年同月比で見ると、4月、5月は医科、歯科、調剤いずれにおいて大きく減少が見られた。6月以降は下げ幅に回復が見られた。4月、5月に歯科は一番落ち込んだが、6月以降医科よりも減少率が少なくなっている。(図4)

 医科診療所の診療科別でのレセプト点数の前年同月比で見ると、4月、5月は、いずれの診療科も減少しているが、小児科、耳鼻咽喉科の減少が顕著。6月以降下げ幅に回復がみられたが、感染者が増えてきた11月、12月はやや減少するも、4月、5月ほどの大幅ではなかった。眼科が歯科と同じような動きを見せている。(図5)


○一次・二次補正予算及び9/15予備費による医療機関等への支援(表3)
 一次・二次補正による医療機関等支援(約1.78兆円)に加え、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる医療機関の安定的な経営を図るとともに、インフルエンザ流行期に備えた医療提供体制を確保するため、9/15閣議決定の予備費(約1.2兆円)を活用し、緊急的に更なる支援が行われた。


 3月19日に開かれた参議院予算委員会で、全国的に歯科医院でクラスターが発生しないことが取り上げられた。山田宏参議院議員の質問に対し田村厚労大臣は歯科医が感染症に対して非常に注意深く対応しているからではないかと答弁した。
 さらに、山田氏はジャーナル・オブ・クリニカル・ペリオドントロジーの論文を紹介した。論文によれば、歯周病のある人のコロナの重症化の割合は、歯周病のある人は検査数258のうちコロナで重症化したのが33人で割合は12.8%、歯周病のない人は検査数310のうちコロナで重症化したのが7人で割合は2.3%であった。歯周病のある人のリスクは歯周病のない人と比べて8.81倍、人工呼吸器使用の人は4.57倍、集中治療室に入院する可能性は3.54倍、合併症発症の可能性が3.67倍という内容のものである。
 最後に菅総理は、「私自身としては、口腔の健康の保持増進を図ることは、健康で質の高い生活を行う上で極めて重要な役割をはたしているというふうに認識しています。このコロナ禍においても国民の皆さんが必要な受診や歯科健診等を行うよう、国としても今働きかけをしているところであります」と述べた。

 厚生労働省は2月26日付の事務連絡「診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その35)」で、本年4月診療分から9月診療分まで(10月以降の対応は今後検討)を対象にした新設の加算点数「歯科外来等感染症対策実施加算(5点)」の取扱いを示した。
 また、新型コロナウイルス感染症患者(PCR検査陽性であり宿泊療養を行っている患者等)に対して、歯科治療の延期が困難で実施した場合に算定できる「新型コロナ歯科治療加算(298点)」も新設されることとなった。

   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全