中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity

〒930-0106
富山市高木2366-1
TEL:076-436-1311
休診日:木曜午後・日曜・祝祭日・お盆・年末年始
中道歯科医院
What's New
RSS
2011年5月13日
平成23年5月院長のマンスリートーク ◆集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書
日本弁護士連合会は、本年1月21日「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」を発表した。
意見の趣旨は以下のようなものである。


1 う蝕(むし歯)予防のために,保育所,幼稚園,小学校,中学校,特別支援学校等で実施されるフッ素洗口・塗布には,以下のような問題点が認められる。

(1)安全性 フッ素洗口・塗布には,急性中毒・過敏症状の危険性があり,フッ素の暴露量,年齢,体質等によっては,歯のフッ素症(斑状歯)の危険性も否定できず,また,全身影響への懸念も払拭されていない。
(2)有効性(予防効果) フッ素洗口・塗布の有効性は,従前考えられてきたより低い可能性があるうえ,フッ素配合歯磨剤が普及している現状においては,フッ素洗口・塗布による併用効果にも疑問がある。
(3)必要性・相当性 むし歯は,急性感染症ではないうえ,その予防方法はフッ素洗口・塗布以外にも様々あり,むし歯が減少している現状においては,学校保健活動上,集団的にフッ素洗口・塗布を実施する必要性・相当性には重大な疑問がある。
(4)使用薬剤・安全管理等(実施上の安全性) 集団によるフッ素洗口では,試薬が使用される点で薬事法の趣旨・目的に反した違法行為が認められ,薬剤の保管,洗口液の調剤・管理,洗口の実施等が学校織員に一任されるなど,安全管理体制に問題があり,実施上の安全性も確保されていない。
(5)追跡調査 有効性・安全性について,追跡調査がなされていないし,そもそも,学校等での集団フッ素洗口・塗布は,追跡調査が困難である。
(6)環境汚染 集団によるフッ素洗口後の排液により,水質汚濁防止法・下水道法の排水規制違反など環境汚染のおそれがある。

2 このような問題点を踏まえると,集団フッ素洗口・塗布の必要性・合理性には重大な疑問があるにもかかわらず,行政等の組織的な推進施策の下,学校等で集団的に実施されており,それにより,個々人の自由な意思決定が阻害され,安全性・有効性・必要性等に関する否定的見解も情報提供されず,プライバシーも保護されないなど,自己決定権,知る権利及びプライバシー権が侵害されている状況が存在すると考えられるから,日本における集団によるフッ素洗口・塗布に関する政策遂行には違法の疑いがある。

3 よって,当連合会は,医薬品・化学物質に関する予防原則及び基本的人権の尊重の観点を踏まえ,厚生労働省,文部科学省,各地方自治体及び各学校等の長に対し,学校等で集団的に実施されているフッ素洗口・塗布を中止するよう求める。


厚労省医政局歯科保健課は、「う蝕予防には多様な方法があり、各地域で実情にあった対応が行われていると考えている。日弁連の意見書の内容については、現在、精査している段階」というコメントを出しているが、日本歯科医師会をはじめ、歯科界全体には強制力のない日弁連の意見書を無視するような空気が多い。今後、フッ素利用の有効性・安全性・必要性等に対する否定的見解を含めて積極的に情報提供されることが望まれる。
原発と同列で考えるべき問題ではないと思うが、う蝕が減少してきたこの時期に日弁連の意見書が出されたことを歯科界は謙虚に受け止めるべきではないか。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全