中道歯科医院｜富山市高木　むし歯　歯周病　入れ歯　訪問診療　小児歯科　英語対応可 Availble language：Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity

　6月24日の第22回参議院選挙公示前に各政党の公約が出揃った。医療に関するものを拾ってみると、菅総理が「強い経済、強い財政、強い社会保障」を唱える民主党は「後期高齢者医療制度の廃止、2013年度から新しい高齢者医療制度をスタート。診療報酬の引き上げ。医師1.5倍増に向け医学部学生を増加、看護師など医療従事者を増員」を掲げる。

　一方、今回野党に転じた自民党は「診療報酬の大幅引き上げ。医学部定員を増員し、勤務医の処遇を改善。現行の後期高齢者医療制度を改め65歳以上は一律に扱う。」、公明党は「高額療養費制度の負担限度額を引き下げ。医師が不足している産科・小児科などの診療報酬を大幅増額」とするが、自民党の転身ぶりには驚かされる。

　その他、共産党は「後期高齢者医療制度を即時廃止。医療費の窓口負担引き下げを目指し、まず高齢者と子供の医療費無料化を国の制度として実施」、国民新党は「健康保険組合を統合し、医療保険制度を一元化。患者の窓口負担を上限20%に軽減」、たちあがれ日本は「医療・介護保険の自己負担額を軽減」、みんなの党は「医療費を対国内総生産（GDP）比10％超に引き上げ。」と各党頼もしい内容の公約をあげている。

民主党は玄葉政調会長名で日歯と日歯連盟会長宛に文書を提出し、歯科医療をめぐる厳しい状況に変わりはないとする指摘を真摯に受け止め、次期診療報酬改定を視野に入れつつ、歯科医療改善のための歩みを着実に進めたいと歯科界に配慮の念を示している。