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中道歯科医院
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2014年6月20日
平成26年6月院長のマンスリ−ト−ク ◆歯科の滅菌問題
◆歯科の滅菌問題
5月18日(日)の読売新聞1面は歯科の滅菌問題にふれ、院内感染防止策の徹底を伝えていた。記事によれば、「歯を削る医療機器を滅菌処置せずに患者間で使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究チ−ムの調査でわかった。機器を介してウイルスや細菌に感染する恐れがあり、研究チ−ムは、患者ごとに清潔な機器と交換するよう呼びかけている。

調査対象としたのは、歯を削るドリルを取り付けた柄の部分。歯には直接触れないが、治療の際には口の中に入るため、唾液や血液が付着しやすい。使用後は、高温で滅菌処置をした清潔な機器と交換することが、日本歯科医学会の診療指針で定められている。

調査は、特定の県の歯科医療機関3152施設に対して実施した。 2014年1月までに891施設(28%)から回答を得た。

滅菌した機器に交換しているか聞いたところ、「患者ごとに必ず交換」との回答は34%だった。一方「交換していない」は17%、「時々交換」は14%、「患者が何らかの感染症にかかっている時だけ交換」は35%で、計66%で機器を適切に交換していなかった。

多くの歯科では人手や費用がかかり、アルコールで拭くなどの簡単な消毒や洗浄をしただけで繰り返し使っているとみられる。
歯科関係者の間では、ドリル部分も、同様に滅菌せずに使い回しされているという指摘もある。
厚生労働省によると、歯科での院内感染は原因の特定が難しく、国内で明らかになった例はないという。」

同記事にあった日本歯科医学会の診療指針によれば、
「エアタービンハンドピースは、回転停止時にタービンヘッド内に陰圧が生じ、口腔内の唾液、血液、切削片などを含む汚染物資が内部に吸い込まれるサックバック現象が問題とされ、最近ではサックバック防止構造が各メーカーのハンドビースに備えられています。
しかし、色素液を用いたサックバック現象の研究によれば、エアタービンハンドピースで色素の内部吸い込みが確認されており、患者に使用後、滅菌しないハンドピースを次の患者に使用すれば交差感染を引き起こす可能性があります。低速回転の歯面研磨用ハンドピースでも同様の問題が明らかにされていますので、使用したハンドビースは患者ごとに交換し、オートクレープ滅菌することが強く勧められます。」(解説:国内外5社のエアタービンハンドピースのサックバック圧を調べるため、タービンヘッド全体あるいはタービンヘッド前方部、後方部を、それぞれ密閉して透明パイプに接続し、パイプの先端が色素液に浸かるようにした条件下で、タービンを回転後停止させたときの色素液の吸い上げ高さを測定したところ、4社のモデルで吸い上げが観察された。また、蛍光液をミスト状またはフューム状にした環境でハンドピースの回転と停止を繰り返した実験では4社のモデルで内部への吸い込みが確認され、タービンヘッド全体を蛍光液に浸漬した同様の実験ではすべてのモデルで蛍光液の内部浸入があった。

一方、20名の健常者を対象に、2種類の低速回転ハンドビースと3種類の予防処置用コントラアングル(ディスポーザブルと金属製非ディスポーザブル)の組合せで、研磨用ペーストをカップに付けて歯面研磨を行い、ハンドピースと予防処置用コントラアングルの内部から試料を採取して培養したところ、少なくとも1カ所以上から細菌汚染が75%以上認められた。また、全420試料のうち、258試料(61.4%)で細菌の増殖が認められた。)

厚生労働省は2010年、病院に対し、専門の感染対策チームを常駐させれば、診療報酬を上乗せする仕組みを導入した。歯科でも、機器を滅菌して患者ごとに交換すれば、診療報酬の加算(歯科外来診療環境体制加算)が認められているが、金額は病院に比べて大幅に少ない。当院は当初より、 歯科外来診療環境体制を整えている。

歯科医師の増加で、歯科診療所は過当競争になって、 経営が苦しく、使用したハンドビースを患者ごとに交換し、オートクレープ滅菌する余裕のないところもある。歯科医療の安全性を高めるため、政府と歯科関係者は、診療報酬のあり方も含め歯科医療機器の滅菌対策を進めていく必要がある。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全